様式を追加する際の改正文について
【お問合せ】
例規に1つの様式を追加する場合は、「附則の次に次の様式を加える。」とすると思います。
例規に2つの様式を追加する場合は、「附則の次に様式として次の2様式を加える。」とすると思います。
なぜ、「様式として」という表現が追加されるのでしょうか。
【弊社見解】
別表の追加については、「①附則の次に次の別表を加える。」と書くことが基本ですが、複数の表を加える場合には、「②附則の次に別表として次の2表を加える。」と書くこととされています。
このような方式が採用されている理由を解説した文献を見つけることはできませんでしたが、当社の推測では、改正の具体的な内容をできるだけ明確な形で表すことが適当であるという考え方がその背景にあると思われます。
できるだけ明確な形で表すという観点からは、1つの表を別表として追加する場合においても「附則の次に別表として次の別表を加える」と書くことなども考えられるところですが、いささか重複感があるところから、1つの表を追加する場合には①が採用されているのではないかと考えられます。
これに対して2つ以上の表を別表として追加する際には、「加えられるものが別表であること」と「加えられるものが2つの表であること」の2点が明確になるように②が採用されているのではないかと思われます。
様式や付録などの追加の方式については表の追加の方式に準じた形で行われています。
したがって、複数の様式を追加する場合には、表の改正方法に準じるとすると、次のようになると考えられます。
〇 附則の次に様式として次の2様式を加える。