法制執務全般、じょうれいくんの操作、技術的な解説

-FAQ 記事一覧

2023/10/30(月)
カテゴリー : -FAQ, 3.附則

条例の公布の前の準備行為について

【お問合せ】  条例及び同条例の施行規則を新規制定するにあたり、条例の附則を以下のように規定する予定です。 (施行期日)1 この条例は、令和6年4月1日から施行する。 (準備行為)2 第〇条の規定による〇〇及び△△並びにこれに関し必要な手続その他の行為は、この条例の施行の日前においても行うことができる。 質問1  以上の附則を規定した場合に、条例の公布の日(令和6年3月頃)以前から準...

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2023/03/31(金)
カテゴリー : -FAQ, 3.附則

条例を廃止する際の附則について

【お問合せ】 〇〇条例を廃止する条例の附則について、「この条例は令和◯年◯月◯日より施行する」とするのか、「この条例は、令和◯年◯月◯日をもって廃止する。」とするのかご教示ください。 【弊社見解】 1つの条例を廃止する場合は、以下のように規定すると考えます。   〇〇条例を廃止する条例 ○○条例(元号〇年条例第〇号)は、廃止する。   附 則 こ...

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2022/04/28(木)
カテゴリー : -FAQ, 3.附則

条ずれを修正する改正の遡及適用の要否

【お問い合わせ】 ある条例が法律を引用しているのですが、引用元の法律条文に繰り下がりの改正がありました。ところが引用を修正することを失念しており、このたび引用を修正する条例改正を行います。施行期日を「公布の日から施行する。」としたのですが、引用元の法律の当該条文の改正の施行期日は、すでに経過している令和4年4月1日です。この場合、「この条例は、公布の日から施行し、改正後の第〇条の規定は、令...

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2020/09/30(水)
カテゴリー : -FAQ, 3.附則

「公布の日から施行」と「特定の日から施行」の使い分け

【お問合せ】 例規を即日施行する場合に、「この○○は、公布の日から施行する」と、「この○○は、令和○年○月○日から施行する」の使い分けに苦慮しております。 使い分けについてご教示いただけますと幸いです。 【弊社見解】 例規を即日施行する際、「この○○は、公布の日から施行する」とは当該例規を公布する場合に用い、「この○○は、令和○年○月○日から施行する」とは当該例規を告示する...

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2020/01/06(月)
カテゴリー : 3.附則

失効規定に条件を付けることの可否

【お問合せ】 新規制定の規則についてですが、同規則内の附則で、 「2 この規則は、○○した場合、又は令和○年3月31日限りその効力を失う。」 という規定を設ける予定です。 「○○した場合」が条件、「令和○年3月31日限り」が期限になります。 条件が成就又は期限の到来があったときに効力を失うものということにしたいのですが、失効規定に期限のほか条件を付すこともできるのでしょうか。 【弊社見解】 ...

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2017/03/21(火)
カテゴリー : 1.一部改正, 3.附則

同一字句の改正が複数条(見出しを含む。)にわたる場合の改正手法

【お問合せ】 (・・A・・・・)       ⇒「A」を「B」に改める。 第8条 ・・A・・・・・・・。  ⇒「A」を「B」に改める。 (・・・A・・・)       ⇒「A」を「B」に改める。 第9条 ・・・・A・・・・・。  ⇒「A」を「B」に改める。 上記のように、①第8条の見出し、②第8条、③第9条の見出し、④第9条中の全ての「A」を「B」に改めるのみの改正は、どのように行えばよいのでしょ...

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2017/02/27(月)
カテゴリー : 3.附則

附則の見出しについて

【お問合せ】 2項建ての附則を作成する予定。 それぞれ、施行期日と適用区分の定めを設ける。 第1項に共通見出しとして「施行期日等」と付けた上で、第2項に違う見出しを付けることができるか。それとも、第1項に「施行期日等」と見出しを付け、第2項に「適用区分」といった見出しを付けるのが一般的なのか。 【弊社見解】 規定内容によっては第1項の見出しを「施行期日等」とし、第2項の見出し...

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2017/02/16(木)
カテゴリー : 3.附則

廃止規則の遡及適用について

【お問合せ】 規則を廃止しなければならないのですが、施行日について疑義が生じました。 立案担当者より廃止する規則についての施行日を平成27年4月1日から施行するという案が出されました。この規則については、平成27年4月1日に廃止された条例の施行規則であり、当時、廃止の処理を忘れていたため今日に至っているところです。遡及適用については、基本的に法的安定性を損なうことから行なうべきではないと考...

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2016/10/06(木)
カテゴリー : 3.附則

経過期間中に異なる改正が加わる場合の規定の仕方②

【お問合せ】 一部改正例規にて、AをA'(ダッシュ)に改正したが、一定期間はAのまましておきたい。 そのため、経過措置として「第○条(Aに関する規定)については○○するまでの間は、なお従前の例による。」という規定を改正附則に付けました。 ところが、その一定期間が経過する前に、AをA"(ダブルダッシュ)に変更する必要が生じてしまいました。 経過期間中に「なお従前の例による。」とされた規定...

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2011/04/07(木)
カテゴリー : 3.附則

有効期限(失効の期日)を過ぎてしまった例規の、期限の延長

【ご質問】   平成○年3月31日限りで失効する例規があり、本来であれば有効期限の規定を改正して期限を延長するべきであったが、気づかぬまま有効期限を過ぎてしまった。 このような場合、どのようにして有効期限を延長すべきか。      附 則 1 この要綱は、公布の日から施行する。 2 この要綱は、平成○年3月31日限り、その効力を失う。   【弊社見解】 本来であれば、このよ...

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