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2025/06/27(金)
カテゴリー : -FAQ, 5.用字・用語、形式

接続詞の用法について

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【お問合せ】
A、B1、B2、Cを選択的に接続した文章を作成したいと考えています。
その際、B1とB2が小さい意味の接続です。
「A、B1若しくはB2又はC」とするとのことですが、「A又はB1若しくはB2又はC」とはしないのでしょうか。

【弊社見解】
選択的接続が2段階以上ある場合は、小さい意味の接続に「若しくは」を、大きい意味の接続に「又は」を用います。
意味として大きい、小さいという差異がない3つ以上の字句を選択的に接続する際、「A、B又はC」といったように記載いたします。
法制執務上のルールとして、同じまとまりの中ではまず「又は」を用いますが、小さい意味のまとまりがある場合に「又は」を2度用いることはせず「若しくは」を用います。
さらに小さい意味のまとまりが生じた場合にも「若しくは」を用います。

本件は、A、B1、B2とCを選択的に接続いたします。
B1とB2の接続は、A、Cよりも小さい意味のまとまりになりますので、「若しくは」で結びます。
A、B1若しくはB2とCの接続が大きい意味のまとまりです。
これらの間には大きい・小さいという差異はありませんので、A、B1若しくはB2又はCと記載いたします。