法制執務全般、じょうれいくんの操作、技術的な解説

FAQ 記事一覧

2009/04/01(水)
カテゴリー : 1.一部改正

同一字句の複数の改正について①

【お問い合わせの内容】 条例(規則)中の「A」を「B」に改めたいのだが、「A」が多数の条にわたり存在する場合、その全てを改正するには、どういった改正手法が考えられるか。 また、当該字句が別表等に存在する場合もあわせて知りたい。 【弊社見解】 複数の条に存在する同一字句の全てを改正する場合には、 ○○条例(規則)中「A」を「B」に改める といった改正が行われます。 ...

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2009/04/01(水)
カテゴリー : 2.全部改正、廃止

「一部改正」と「全部改正」について

【お問い合わせの内容】 条例、規則、要綱などの改正手法としての「全部改正」について 一部改正を行うと思うが、改正部分が大半になる場合に「全部改正」という手法をとっていいのか?どういう場合に「一部改正」をし、「全部改正」するという基準はあるのか? 【弊社見解】 改正を「一部改正」により行うか、「全部改正」により行うかについて、ワークブック法制執務には次のように記述されています。 問246 一...

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2009/04/01(水)
カテゴリー : 6.法令解釈

議会における会派の解釈

【お問い合わせ】 地方自治法(以下「法」という。)第100条第14項には、「普通地方公共団体は、条例の定めるところにより、その議会の議員の調査研究に資するため必要な経費の一部として、その議会における会派又は議員に対し、政務調査費を交付することができる。この場合において、当該政務調査費の交付の対象、額及び交付の方法は、条例で定めなければならない。」とされています。 全国自治体の例規集で「政務...

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2009/03/31(火)
カテゴリー : 7.その他、法令全般

目的・趣旨規定の書き方

【お問い合わせ】目的・趣旨規定の書き方についてなのだが、① 「定めがあるもののほか」② 「定めるもののほか」と2種類の書き方があるのだが、どちらが書き方が正しいのか。【弊社見解】 『法制執務詳解 新版』(石毛正純著 ぎょうせい)(P60)によると、目的規定・趣旨規定の定義について次のようにあります。1 意義目的規定とは、法令の立法目的を簡潔に表現したもので、法令全体の解釈・運用の指針となるものであ...

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2009/03/24(火)

Wordで、1桁の数字は全角に、2桁以上の数字は半角にする方法

自治体の皆様の中には、文書を作成する際のルールで、「1桁の数字は全角で、2桁以上の数字は半角で表記する。」と定められているところもあると思います。しかし、作成の際に数字の全角半角に気を使うのも、作成された文書の数字を直していくのも、手間がかかりますよね。そこで、「ワイルドカード検索」と「文字種の変換」を利用して、ワードで作成した文書の数字と桁区切りのカンマを、まとめて全角・半角にする方法をご紹介い...

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2009/03/17(火)
カテゴリー : 3.附則

経過期間中に異なる改正が加わる場合の規定の仕方①

【お問い合わせ】一部改正例規にて、AをA’(ダッシュ)に改正した場合に、特定の対象につき経過的に従前のまま(A)の取扱いをしたいときには、改正附則に、当該特定の対象に対する経過措置として「○○については、なお従前の例による」という規定を置く手法が取られるかと思います。今回お尋ねするのは、上記の改正に更なる改正が加わる場合の規定の仕方です。経過措置期間中に、A’(ダッシュ)をA”(ダブルダッシュ)に...

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2009/03/16(月)
カテゴリー : 7.その他、法令全般

規則の題名の付け方について

【お問い合わせ】 規則は「○○条例施行規則」という題名でなければいけない決まりがあるのだろうか。また、内容を表していれば、別の題名を付けることに問題はないか。 【弊社見解】 条例・規則の題名の付け方については、特に法制執務上の決まりがあるわけではございません。 題名をつけるときに留意することが大事なこととして、「『条例立案者のための法制執務』、早坂剛、ぎょうせい、p46」に...

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2009/03/16(月)
カテゴリー : 5.用字・用語、形式

「いっかげつ」の表記について

【お問い合わせ】 法令等の用語の表記についてお伺いいたします。 「いっかげつ」の表記は「1か月」「1カ月」「1箇月」「1ケ月」等ありますが、法令としての表記は、どれが適切なのでしょうか?(公用文では「か」か「箇」が正しいようですが、その場合何か使い分けのようなものがありますか。) また、この「か」「箇」等の表記は、「1箇所」のような場合も同様の扱いになりますか。 【弊社見解...

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2009/03/06(金)
カテゴリー : 2.全部改正、廃止

限時法(時限立法)を延長する際には、附則をどのように改正すればよいか

【お問い合わせ】 平成21年3月31日限りで効力を失う予定だった限時法(時限立法)の例規があるが、その失効日を、平成24年3月31日まで延長したい。 この場合、改正附則に新たな失効日を規定すればよいか。    附 則    (*原始附則) (施行期日) 1 この条例は、公布の日から施行する。 (この条例の失効) 2 この条例は、平成21年3月31日限り、その効力を失う。      附 則 (平成...

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2009/03/04(水)
カテゴリー : 2.全部改正、廃止

制度を3月31日限りで廃止したい場合、廃止条例(規則、要綱)の施行日は何日にしたらよいか

【お問い合わせ】 ある制度を3月31日限りで廃止したいので、その制度の根拠である条例を「廃止する条例」を制定するのだが、その施行期日は、「3月31日から施行する」とすべきか。 【弊社見解】 法令の施行日は、その施行日が到来した日の午前零時に効力が発生することになっていますので、施行日を3月31日にしてしまいますと、3月31日の午前零時が到来した時点で、当該条例は廃止されてしまい、3月31日に...

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